|
|
APD東京2010(カンファレンスおよび展示会) |
今回のAPD2010東京のテーマは「アジアから世界へ、世界からアジアへ」。カンファレンスは「パッケージデザイングローバルサミット」と題して、東京国際フォーラムD7ホールに270名、別会議室での視聴講に50名、トータル320名の参加者を得て開催しました。
オープンニングは乙女文楽。そしてJPDA・フミ・ササダ理事長の挨拶に続き、ご来賓の方々のご祝辞。
続く基調講演ではGKデザイングループ代表の栄久庵憲司氏より「こころを包む」 と題したご講演。和服や屏風絵、庭園などさまざまな例を引きながら「どんな心を包むか」を語ります。また、ご自身が手がけたデザインも例に論が展開されます。「規制があって初めて人間は創造行為ができる」との氏の言葉が印象的でした。
|
|
|
記念講演にはアメリカからワレスチャーチインク代表のロブ・ワレス氏をお招きしました。演題は「パッケージデザインの投資効率の数値化」。「パッケージデザインはブランド価値を高めるために大きな貢献をしているにも関わらず、過小評価されている」「投資効果を明らかにするためにデータの収集・分析が必要」とし、その手法も紹介。デザイナー自身が予算獲得に自主性を持つべきと語りかけます。
(今回の講演の元にもなっている氏の研究は、許可を得てJPDAサイトに掲載しております。⇒「パッケージデザインにおけるROIの測定」)
次に、エリアレポートでは日本・韓国・上海・台湾・ヨーロッパ・アメリカの各代表から各地のデザイン状況のレポートがありました。
その後のパネルディスカッションではJPDAのササダ理事長がコーディネーターをつとめ、各地域においてパッケージデザインが抱える問題点について、ヨーロッパのイタリア・ベルギー・フィンランドを加えた8ヶ国の代表を交え、まさに「パッケージデザイングローバルサミット」の名にふさわしいディスカッションとなりました。 |
|
|
最後に、次回開催国のKPDA代表のイム ジョンウンさんから2012年韓国開催宣言がなされ、閉幕となりました。
展示会は当初予定を上回る210点の作品を展示することとなり、会場も急遽5階ロビーから5階ホールに切り替えて対応し好評を得ました。7日の午後5時30分から開催された各国代表による作品審査の結果は、8日カンファレンスのグローバルサミット終了後に発表され、各国3名の方々が APD Award of Excellence に選ばれました。 |
|
|
APD Award of Excellence
開催概要
■APD東京2010カンファレンス
開催日時 |
平成22年10月8日(金) 10:00 〜 18:10 |
開催場所 |
東京国際フォーラム D7ホール |
出席者数 |
320名 |
■展示会
開催日時 |
平成22年10月7日(木) 17:00 〜 10月8日(金) 19:00 |
開催場所 |
東京国際フォーラム D5ホール |
|
|
|
|