第26回パッケージデザインセミナー
【未来をつくる力。新価値創造のキーパーソン】

開催日時: 開催日時:2006年3月3日(金)
会  場: 日本橋 ディックビル17F 会議室
参加者: 63名(内訳:会員49名/一般2名/招待12名)
担当理事: 松本 泉/丸本彰一
教育委員会: 石井浩一/伊藤恵子/片平直人/桑和美/古賀龍平/笹原浩造/柴崎恵美子/永田麻美


金井 政明氏 「無印良品とデザイン」
株式会社良品計画 代表取締役専務取締役

1957年生まれ。76年、株式会社西友ストアー長野(現・株式会社エス・エス・ブイ)入社。
93年に良品計画に移り、生活雑貨部長として長い間、売上の柱となる生活雑貨を牽引し同社の成長を支える。常務取締役営業本部長を経て2003年に代表取締役専務(兼)執行役員商品本部長に就任し現在に至る。西友時代より「無印良品」に関わり、一貫して営業、商品分野を歩む。他に販売本部、宣伝販促室を管掌。
 

80年代広告 2003年
ミラノサローネ出展
同展示会場 グッドデザイン入賞
CDプレイヤー
収納ケース
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長屋 明浩氏 「レクサスブランドへの取り組み」
トヨタ自動車株式会社 デザイン開発部 室長

1983年、愛知県立芸術大学美術学部・スペースデザイン専攻卒。同年トヨタ自動車株式会社入社。
83年から91年まで、初代セルシオ、マーク担当。91年、米国CALTY DESIGN RESEARCH出向。94年、現行アリスト、セルシオ、ブレビス チーフデザイナー・発案者として歴任。長屋スタジオにて現ハイラックスサーフ/4Runner開発指揮。00年、株式会社テクノアートリサーチ専務取締役に出向。プリウスなど提案・採用。(02年12月まで)03年12月、ミシガン州バークレー大学・MBA取得。03年1月よりレクサス企画部レクサスブランド室・室長/レクサス国内営業部・主査。国内レクサス立ち上げと共にブランド構築に従事。06年1月より現職。
01年より愛知県立芸術大学・デザイン非常勤講師。
 

LEXUS ブランド創り チーフ/発案者として
開発した車種
2003年グッドデザイン大賞
その他多数受賞
全レクサスディーラーの
専用研修施設
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村上 明彦氏 「ナガシマとコリン星人」
東京バナナボーイズ CMディレクター エッセイスト

80年、愛知県立芸術大学美術学部デザイン学科卒。同年より映像の企画・演出とそれにまつわる作詞・作曲(音楽制作)すべてを行う。85年、東京バナナボーイズ結成。94年、TYO企画演出部室長を経てHOMERUN設立。04年に解散後、現在に至る。

〈主な制作仕事と出演者〉
「サントリー・鉄骨飲料」鷲尾いさ子/「KDD・安いがイチバン」西田敏行/「バスクリン・裸の王様」渡瀬恒彦/「キリン・Newきりり」モーニング娘。TV番組「とんねるずの・みなさんのおかげです」オープニング映像/「小倉優子・想い出の雪見だいふく」(作詞作曲のみ)

〈主な受賞歴〉
ACC賞多数(2度の音楽賞グランプリを含む)/JFN・CMグランプリ/全日本民放連・CM大賞グランプリ
 

サントリー「鉄骨飲料」CM キリン「Newきりり」CM 「バスクリン」CM 「KDD 安いがイチバン」CM
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【理事報告】

第26回パッケージデザインセミナーは、「未来をつくる力。新価値創造のキーパーソン」と題して、DICビル17階の会議室をお借りしての開催となった。

午前の講議は、株式会社良品計画の代表取締役専務である金井政明氏に、同社のものづくりのフィロソフィーとデザイン戦略を通して、いかに「無印良品」ブランドを世界レベルまで成長させたかその秘話を伺った。特に、故・田中一光氏をはじめとする偉大なクリエイターの方々とともに時代時代に応じて変化しながらも、根底にある思想は変わっていないところは、やはり筋の通った素晴らしい会社であると痛感した。
午後の講議は、トヨタ自動車株式会社デザイン開発室室長である長屋明浩氏に「レクサスブランド」についてその誕生秘話を伺った。「開発コンセプト」「高級の本質」「トヨタ車との違い」「デザインアイデンティティー」のお話など、興味が尽きないものばかりだったが、最後に話された「なぜデザイナーがMBA取得なのか」というお話は、私を含め聴講者を震撼させた、強烈な一撃だった。
最後は、CMディレクターの村上明彦氏(東京バナナボーイズ)の講議だった。氏の、主に商品宣伝において自らテーマソングやサウンドロゴを作詞作曲する独自の制作スタイルでの、時代を切り取るCMのクリエイティブディレクションや、それらのヒットのツボについて熱く語って頂いた。どのCMも馴染み深いものばかりで、非常に面白い講議だった。結果としては、アンケートの集計のとおりとても良いセミナーになったのではないかと思う。

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