100人のパッケージデザイナー『祝いのカタチ展』
想いをこめた新しい「祝いのカタチ」
今年2010年、日本パッケージデザイン協会は創立50周年を迎えることが出来ました。 その節目・ハレの年にふさわしい記念的な展覧会になるよう、「祝いのカタチ展」を企画いたしました。「祝い」をテーマに人・時・物・数・事に大別したカテゴリーの中から、日本古来の祝いの様式美を出品者それぞれが想いをこめてReデザインいたしました。普段の仕事から離れ、100人のパッケージデザイナーが新しい考え方、新しい表現をカタチにしたのがこの作品集です。人を想い・気持ちを考え・喜び・祝い祈る・・・、日本人としてきめ細やかな作り手の心が包まれた作品群です。完成している古来の形式から全く離れ表現する事は困難です。しかし、今までに無かった、チョット違った祝いのカタチを楽しんでいただいきたいと思います。
ご挨拶
JPDA創立50周年の記念すべき年に「祝いのカタチ展」を開催できますことをうれしく存じます。日本には欧米のギフトやプレゼントとは趣を異にする独自の祝いの文化があり、日本人は「祝う心」を表現する形式を持っています。用途に応じた祝儀袋のあり方などもその一例でしょう。近年はグローバリゼーションの中で従来の形式にこだわらない日本人も増えてきているようですが、その根底を流れる「祝う心」は世代を超えて引き継がれていくものと信じます。「祝いのカタチ展」では、100人のパッケージデザイナーがその心を表現しました。前回の「マイリトルアース展」に続いて第2回目の展示会となる「祝いのカタチ展」を、多くの皆さまにご覧いただきたく存じます。また、今後もパッケージデザイナーによる展示会がさまざまな課題に挑戦できますよう、心から祈念いたします。
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