アカデミーボックス

JPDA学生賞2024

ワークショップ -4〈MCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校〉

2024.6.4 JPDA学生コンペ委員

6月4日に岩手県盛岡市にあるMCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校(以下MCL)の1,2,3年生(一部)にJPDA学生賞の紹介及びパッケージデザインのワークショップを行いました。

盛岡は、わんこそばや盛岡冷麺で有名な街。岩手県内だけではなく県外からの入学者も多い、デザインやITなど様々な分野を学ぶことができる専門学校です。
デザイン科(2年制)/総合デザイン科(3年制)の1,2年生を中心に3年生も入っての約3時間の熱気あふれるワークショップでした。昨年に引き続き、街中の素敵なイベントスペースでの開催です。
MCL は昨年の学生賞で 2 名が入賞しており、先生方の指導方法などもお伺いすべく、委員の数も昨年より倍増して盛岡入りしました。今年度の学生賞のテーマ「かわる」から拡がる言葉をたくさん書き出して、言葉の中からいくつか選んでお菓子や食品など 様々な創作パッケージへと繋げていきます。

昨年の入賞者の2人もワークショップに参加していて、東京で会った委員に笑顔で挨拶してくれました。「入賞特典の東京での入賞者交流や企業訪問が素晴らしく今年も入賞狙います!」と嬉しい言葉もいただきました。JPDA 学生賞の入賞者特典はJPDA学生コンペ委員がつくる特別な体験。入賞者の体験から、パッケージデザインの楽しさや奥深さとその価値が拡がっていくことを願っています。

各委員紹介、JPDAと学生賞説明、そしてワークショップの説明が終わり休憩です。委員がデザインした商品パッケージを並べたテーブルに学生が集まり「このデザインはどのように生まれたのですか」など、委員は質問攻めにあっていました。パッケージデザインの奥にあるそれぞれの物語を聞く学生たちは、初対面ということもあり皆さん真剣モードですが、委員からは難しい話より、ここだけの裏話だけど、など和やかな会話が続いて自然と笑顔が広がっていました。

休憩が終わり、いよいよ キーワードを書き出すマンダラートの時間です。
1分刻みで追い込むワークショップですが、MCLの学生たちはどんどん書いていきます。テーブルの中であまり書けない学生がいると話を聞いたり助言したり、いい感じにワークショップが進んでいきます。
委員5名に、MCLの山田先生、小笠原先生に現地サポーターの阿部さん総勢8名が困っている学生をサポートしたり、いいアイデアが出てきている学生に更なる拡がりを促してみたり、各テーブルをどんどん回って話しかけていきます。
JPDA学生賞は、創作パッケージデザインのアワードであるため、「商品」を創作す ることは問題なく、そこで止まらずパッケージをデザインする必要があります。ですが、商品の創作と、パッケージデザインまで作ることの区別がつきにくいこともあり、一部の学生さんに「商品の創作だけではなく、その商品のパッケー ジデザインを作って」と説明することが、学生賞ワークショップあるある、です。

あっという間にプレゼンです。50名を超える学生皆さんの声を聞きたいところですが時間もあり、各テーブル2名のプレゼンです。私たちの想定を軽く超えてくる奇抜なアイデアや、「おっ!」と声が出てしまうもの、ネーミングやコピーのセンスが素晴らしいアイデアなど、パッケージデザインを共有できた時間に感謝です。
1つのプレゼンに1人の委員や先生方から「着眼点が個性的でいい」「商品が売り場で目立つ感じのパッケージデザイン」など学生賞への応募につながるアドバイスをしていきました。

最後に、昨年の入賞者からメッセージをいただきました。
贈賞式と企業研修に招待されて盛岡から東京へ行ったこと、入賞者同士の交流が楽しかったこと、著名な企業へ研修に行ったことなど、メモをみながら丁寧に話してくれました。実際の入賞者の声がワークショップ参加の学生皆さんに、しっかりと届いたことと思いますし、聞いている私たちが何より嬉しいメッセージでした。

最後は全員で集合写真です。写真を見て分かる通り、皆さん自然な笑顔が溢れていて、盛岡にまた来よう!と感じた嬉しい1日でした。
MCLの山田先生をはじめ小笠原先生や広報の方、そしてご縁を繋いでいただいた阿部さん、そしてJPDA学生コンペ委員まで多くの大人たちが、学生の創作に真摯に丁寧に向き合う素晴らしい時間を共有できたのでは、と思います。
MCLの山田先生、小笠原先生、阿部さんそして学生の皆さま、ワークショップご協力ありがとうございました!

(JPDAメンバー 小川・田中・三原・森・山口)

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