アカデミーボックス

JPDA学生賞2024

ワークショップ -11〈専門学校日本デザイナー学院〉

2024.5.27 JPDA学生コンペ委員

5月27日、東京都渋谷区にある専門学校日本デザイナー学院の総合デザイン科グラフィックデザイン専攻とグラフィックデザイン科を対象に、JPDA学生賞の紹介とワークショップを実施しました。

会場は昨年同様9Fのとても解放感のある教室。受講者数は昨年のほぼ倍となり、教室内は熱気に包まれておりました。ワークショップはJPDAと学生賞の概要説明、講師陣の紹介を経て、ワークショップという流れ。各自、メモをとりながら熱心に講師の話に聞き入っていました。

ワークショップでは「かわる」をテーマとして、マンダラートを使用したワード出し。序盤ではなかなかワードが出て来ない学生も、講師の「マス全て埋めなくても良いので、いいワードが出たら次のブロックに進もう」という言葉をきっかけに順調にワード出しを行うことができました。

ワードが出たら、それらの中から任意のワードを選び、なにかしらの製品パッケージと組み合わせて、スケッチを起こすのですが、ここにつまづく学生もちらほら。

講師陣が手分けして各テーブルをまわり、つまづいている学生を個別にフォロー。「自分の興味のあるカテゴリー、よく行くお店など、身近な製品を思い浮かべ組み合わせてみよう」というアドバイスを元にブレイクスルーしてペンが走り出しました。

スケッチ開発にたっぷり時間をとったので、講師が持ち寄った作例などを見たり、開発秘話を聞きにきたりしていました。

今回のワークショップは個人ワークとしました。学生の皆さんはとても集中力があり、唸りながらもテーマと対峙し続けている姿が印象的でした。

最後にプレゼンテーション。着彩まで進んだ3名の方にアイデアを発表していただきました。

「かわる」というテーマを的確に捉え、ユーモラスで柔軟なアイデアを披露してくださいました。

プレゼンの後は講師からの総評。その後は本ワークショップ受講者の中に昨年度の学生賞2023の企業賞を受賞した学生がおり、急遽インタビューの時間を設けました。

学生賞に作品を出して良かったこと、得られたこと、他のコンペとの違いなどを、受賞者目線でお話しくださいました。昨年の受賞作を企業と組んで製品化に向けて進んでいること、贈賞式で知り合った他校の生徒と仲良くなり、今でも繋がっていることなど、委員として大変感慨深く、嬉しいお話が盛りだくさんでした。

質疑応答を経て、最後は全員で記念撮影。
濃厚で充実したワークショップとなりました。
学生賞へのエントリーがとても楽しみです!

専門学校日本デザイナー学院の皆さま、ご協力ありがとうございました!

(JPDA メンバー 森・田中・鈴木・伊藤)
写真提供:専門学校日本デザイナー学院

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