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西日本個人会員:梅原 真(有限会社梅原デザイン事務所

「コンクリート」か !? 「にげる」か !? 防災コンセプト「にげる」を世界へ!

このプロジェクトは、国内最大級の津波高34mが想定されている高知県黒潮町の防災スローガン「あきらめない 揺れたら逃げる より早く、より安全なところへ」という考え方を、世界中で実践できる「にげる防災」の形と位置付け、この防災を伝える手段としてオリジナル缶詰の製品化を目指すものです。クラウドファンディングサイト:レディーフォー(READYFOR)を活用し、缶詰の商品開発にかかる費用500万円の支援を募っています。

【クラウドファンディングの期間】
11月29日(金) 00:00 〜 1月27日(月) 23:00 まで
https://readyfor.jp/projects/nigeru-can-project

「防ぐ」ではなく「にげる」
黒潮町は太平洋に面した海の町で、ホエールウォッチングやサーフィン、鰹の一本釣りや天日塩づくりといった海の恵みを産業にしてきた町です。中でも建物のない砂浜を美術館に見立てる「砂浜美術館」には、多い時に3万人の観光客が訪れるなど、海のある暮らしそのものを資源としてきました。
ですが、豊かな自然は脅威にもなります。 2012年に内閣府中央防災会議が公表した南海トラフ巨大地震の被害想定では、国内最大級の津波高34mが想定されているのです。 それでも町は防潮堤を作ることはせず、自然が持つ恵みと災いの二面性を理解し、自然と暮らすことを諦めない防災の方法として「にげる」を徹底してきました。

地震・津波との付き合い方は黒潮町だけの課題ではありません。
いまや日本の多くの沿岸部には大きな大きな防潮堤が続いています。
命を守るために必要な建造物であると理解する反面、なくなってしまう海岸沿いの風景に歯痒さも感じてしまいます。
「にげる」という防災の考え方は、世界中で実践できる防災の形です。
防災のサイクルは、もしもに「備える」、そのとき「にげる」、命を「つなぐ」、そしていつもに戻り、また「備える」です。今回はこの防災のサイクルの命を「つなぐ」食にフォーカスし、「にげる」という考え方を「ごはんの缶詰」に凝縮して発信したいと考えています。
そしてこのメッセージが命を守ると同時に、全国一律ではない「その土地に合った暮らしと風景」を考え直すきっかけとなれれば幸いです。

缶詰のパッケージは砂浜美術館の生みの親でもある梅原 真がデザインしました。
このにげるマークを目印に、おいしい缶詰を世界中の人が備えている。そんな空想を膨らませてデザインをしています。
※現在のイメージは試作品で、これからの開発に合わせて変更していく可能性があります。

ご協力のほどよろしくお願い致します。

【クラウドファンディングの期間】
11月29日(金) 00:00 〜 1月27日(月) 23:00 まで
https://readyfor.jp/projects/nigeru-can-project

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